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「南京への道・史実を守る会」事務局の高橋さんより

 投稿者:増田都子  投稿日:2007年11月 6日(火)22時29分30秒
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  増田都子さん、初めまして。
「南京への道・史実を守る会」事務局の高橋と申します。増田さんの法廷闘争を応援しております。11月2日の夏淑琴さん名誉毀損訴訟の判決についてレポートしていただきましてありがとうございました。恥ずかしながら増田さんがいらっしゃったことを存じませんでした。ありがとうございます。

私も判決後に裁判所前の歩道で「ムラタ」氏が去っていくのを見かけ、あちらも私の顔は知っているはずなので手を振ってあげましたが、無視されてしまいました。どうやら意外と人見知りをする御仁のようです(笑)

非常に遅くなりましたが私からも判決の内容と当日の模様を報告させていただきます。
(以下の内容は他のMLに送信したものと重複しますがお許し下さい)

報道された通り、東京地裁は被告の東中野修道氏(亜細亜大学教授)と展転社に、合計400万円の賠償を命じました。残念ながら謝罪広告要求は棄却されましたが。
(東京地裁民事10部、平成18年(ワ)第9972号 損害賠償等請求事件)
(三代川三千代裁判長裁判官、藤本博史裁判官、兼田由貴裁判官)

  賠償金の内訳は以下の通りです。
●「『南京虐殺』の徹底検証」(展転社)の日本語版については、著者の東中野氏と出版した展転社の分担で慰謝料300万円+弁護士費用50万円(原告からの反訴状送達の翌日である2006年5月18日から支払い済みまで年5分の遅延損害金が加算)、

●同著の台湾版・英語版については、東中野氏に50万円(原告からの請求拡張の申立書送達の翌日である2007年1月20日から支払い済みまで年5分の遅延損害金が加算)

  今にして思えば当然の勝訴ですが、結果が出るまで非常に不安でした。約1年半に渡り
傍聴・集会に参加していただいた皆様、応援していただいた皆様、本当にありがとうござ
いました。

当日、事務局メンバーはいつも通り開廷の1時間ほど前に集合し、宣伝活動を行いました
が、「中国人強制連行藪塚・月夜野事件群馬訴訟」の支援の皆様のご厚意で、ワンボック
スカーの天井から演説する我らの同志の姿を仰ぎ見ることになりました。また群馬訴訟の
支援の皆様も傍聴の抽選に並んで下さいました。お礼申し上げます。

  開廷時間が近づき、夏さんと訪日団、弁護団が入廷行進を行いましたが、「南京大虐殺
なんか無かった!」と叫ぶ男性(例の「ムラタ」氏です)が現れ一時騒然とした雰囲気に
なりました。(その彼も傍聴席では静かにしていたそうです)今回の妨害者はこの男性以下数名で、彼の同志のはずの西村修平氏らは3月の第5回公判以来、姿を消したままです。

  傍聴の抽選ですが、35人分に対し87名という約2.5倍の競争率となり、落選者は玄関の
外で結果を待つことになりました。思いのほか待たされたのでヤキモキしましたが、夏さん側の弁護士が出てきて裁判所の玄関前で「勝訴」の旗を掲げると、歓喜の雄叫びとフラッシュの嵐が起こり、そして弁護団から判決要旨の説明が行われました。

  記者会見はぎゅう詰めの会場にマスコミ関係者でもなんでもない我々も入り込んでしま
いました。夏さんが、「南京虐殺から70年を前にして記念すべき日で、亡くなった同胞にも一つの弔いになった。真実を述べる機会はそんなに多くない。これからも史実を語り続けたい」と語ったことは翌日報じられました。

判決文は、主要な争点として以下の3点を挙げています。
1.東中野氏の著書「『南京虐殺』の徹底検証」は、原告(夏淑琴さん)の名誉を毀損す
るものなのか?また、原告の名誉感情を傷つけるものなのか?
2.この著書に違法性がないか?
3.被告(東中野氏)が、自分の主張は正しいと思い込んでいたことは、無理も無いこと
なのか?

1については、
「徹底検証」の中の「『8歳の少女』と夏淑琴は別人と判断される」などの記述を引用
し、「夏さんは『8歳の少女』のフリをして虚偽の証言をしている」というのが、この著書の主張であることを、「普通の注意と読み方をする一般の読者であれば」理解するだろうと指摘しています。
 つまりこの裁判を通じての「夏さんを嘘つきなどと言ったわけではない」という被告側の主張は、「普通の読者」ならば受け入れられないことが、認められたのです。そしてこれは、南京大虐殺の「生存被害者」として有名な夏さんの名誉を毀損し、さらに夏さんの名誉感情を「著しく侵害するものであることは言を俟たない」と指摘しています。

  2については、
「徹底検証」はアメリカ人宣教師マギーの記録について、
●「bayonet」という単語には「銃剣で突き殺す」だけでなく「銃剣で刺す」という意味があることを、無視したこと
●「7、8歳になる妹」と「その8歳の少女」を別人だと解釈したこと
これら誤った解釈を行い、夏さんを事件の被害者とは別人だと主張したのであり、「違法
性を欠くということは」できないとしています。

 東中野氏は(恐らくは意図的な)誤訳と曲解によって夏さんは別人だという主張をひねり出したのですから、当然のことでしょう。

  3については、
●「bayonetted」を「突き殺した」と訳したことからもたらされる不自然さに「通常の研
究者であれば」気付くはずであり、「『8歳の少女』は、シアの子供でもマアの子供でもなかった」などという珍解釈は、
●マギーの記録の中の「その8歳の少女は傷を負った後、母の死体のある隣の部屋に這っ
て行った」という部分と全く矛盾するものであり、「論理に破綻を来たしているというほか」になく、「通常の研究者であれば」この矛盾に気付き、他の翻訳と同様の解釈に至るはずだとしています。
 つまり東中野氏の主張は「通常」ではなく、その論理は矛盾だらけで破綻していることが判決で認められたのです。

  詳しくはこちらのサイトにUPされた判決文をお読み下さい。
http://www16.atwiki.jp/pipopipo555jp/pages/737.html

  南京大虐殺否定論とは無知と妄想でこしらえられたものですが、その代表的論者とも言える東中野氏の主張が、このように完膚なきまで覆されたのは喜びに堪えません。(「名誉感情」の侵害が認められた点も併せてどれほど画期的な判決なのかは、「思考錯誤」で指環さんが論じて下さると思います)東中野氏は控訴する方針ということですが、この一審判決の根幹に揺るぎは無いでしょう。
       *  *  *  *  *  *
   判決の翌日には、江東区の区民館ホールにて、「~南京事件から70年~ 史実は勝つ!
 南京事件被害者夏淑琴さんをお迎えして」と題して報告集会を行い、多くの方々が参加
してくださいました。本多勝一先生もいらっしゃいました。

夏さん、「南京市律師協会監事長」の談臻さん、「南京市法律援助中心主任」の陳宣東
さんのお話、弁護団の渡邉晴巳さんによる判決の説明、「中国人戦争被害者の要求を支え
る会」事務局長の大谷猛夫さん、歴史教育者協議会委員長の石山久男さんのご挨拶に加え
て、事務局のメンバー有志で寸劇「第一回歴史改竄会議」を、中国語同時通訳の中で行いました。

「元総理」が「歴史改竄会議」を主催しましたが、「御用学者」が南京大虐殺を否定す
ることなど不可能なことを悟りご破算になるというストーリーです。「元総理」は*倍前
首相を巧みに形態模写し、失言して「秘書」に丸めた紙で後頭部を叩かれるシーンなどは
後ろで見ていてふき出してしまいました。「元総理」の間抜けぶりだけでなく、歴史改竄の愚かさを表現できたと思います。夏さんご一行は翌日帰国しました。またお会いできることを心待ちにしております。
  ・・南京への道・史実を守る会・・・・・・・URL:http://www.jijitu.com
 
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