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「夕日の王国」について

 投稿者:海月  投稿日:2005年 7月24日(日)23時45分9秒
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   人間の孤独を扱った作品ではなく、身体を持ったかけがえのない他者とのつながりを扱った作品です。自殺も他殺も許されない理由を。
 人間は、この詩以上にかけがえもなく「大層なもの」というのが、私がいつも表現したいと願っていることです。
 誰の言葉か知りませんが、「一人の命は地球より重い」という言葉は、真実だと思います。命のない星ひとつより、一つの命はかけがえがなく、唯一者としての一つの自我は、おのおの一つの宇宙を抱えていますから。自我の成長と個人の尊厳が尊重されない社会に、真の民主主義も平和も確立されるはずないと、考えています。(「世界に一つだけの花」という歌がはやったときは、こうゆう歌こそ国歌にしてほしいと喜びましたが)
 きわめて虫瞰的で、日記文学・私小説・生活綴り方的なものばかり大量生産しがちな日本文学は、本質的にいびつだと思います。日常感覚だけでなく、世界や宇宙をも考えることができるのが、動物とは違う人間の知性のすばらしさであるはずですが。「木を見て森を見失わず、森を見て木を見失わない」健やかさを、常に心がけたいと思っています。
 子供の頃、「ミクロの決死圏」というSFを見て、主体が生きのびるために献身的に闘う白血球やリンパ球・その他の何億という内部生命体の必死の働きを見て、この映画を見たら、とても自殺なんてできないな、と涙が止まらなかったことを覚えています。それが、この詩の背景です。
 
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